日本での転職:退職(退職手続き)の実際の流れ
更新: 2026-09-05
まず結論から

こんにちは、ミヤです。日本で暮らし始めた方の生活のサポートをしています。日本の転職には、だいたい決まったリズムがあります。まず上司に伝え、最終出社日を決め、会社のものを返し、次の職場で求められる書類を受け取る——この四つを順番にこなせば、あとは自然と流れていきます。
見落とされがちなのが「タイミング」です。必要と感じるより少し早めに伝え、退職時に受け取る書類はすべて保管し、次の仕事までに少しゆとりを持たせておく。これは全体像を掴むための一般的な案内で、法的なアドバイスではありません。契約や個別の事情については、下記の公的な労働ガイドを確認してくださいね。
退職を伝える:まず上司に話す
日本の多くの職場では、退職はまず書類ではなく「会話」から始まります。書面にしたり周囲に広める前に、できれば人目のない場で直属の上司に辞める意思を伝えます。方向性が固まったら、退職届や退職願といった書面を出すのが一般的で、会社ごとに様式や手順が決まっていることも多いです。
口調は穏やかに、事実を淡々と。理由をすべて説明する必要はなく、短く丁寧な伝え方で十分です。ここを気持ちよく終えることが、あなたの評価や人脈を守ります。日本では、同じ業界の中の人のつながりは意外なほど狭いものですから。
退職までの期間と最終出社日
雇用契約と会社の就業規則に、どれくらい前に伝えるべきかが書かれているので、まずそこを読みましょう。実務的には、引き継ぎや残った有給の消化、双方の準備を考えて、おおよそ一か月以上前に伝えるのが一つの目安になっています。
最終出社日はできるだけ早く確定させましょう。引き継ぎの終わり、保険や年金の切り替え時期、次の仕事を現実的に始められる日——すべてがここを起点に動くからです。契約の内容が分かりにくいときは、下記の公的な労働ガイドに、退職予告や契約の一般的な考え方が説明されています。
返すもの、受け取るもの
退職時には会社の備品を返します。社員証や入館パス、パソコンや機器、法人カード、鍵、そして退職すると使えなくなる健康保険証などです。最終出社日のあとに宙ぶらりんにならないよう、人事とリストを確認しておきましょう。
その代わり、次のステップに大切な書類を必ず受け取ってください。特に重要なのは、離職票(空白期間がある場合やハローワークに行く際に必要)、年金手帳や基礎年金番号、その年の源泉徴収票、そして雇用保険の手続きが済んでいることの確認です。これらは一つのフォルダにまとめて保管しておくと安心です。
仕事と仕事のあいだの空白
前の仕事が終わった翌日から新しい仕事が始まる場合、健康保険や年金への再加入はたいてい次の会社が手続きしてくれるので、あなたは基本的に上記の書類を渡すだけです。スムーズですが、実際にはあまり多くないケースです。
たとえ短い空白でも、その間は自分で対応が必要なことがあります。市区町村の役所で国民健康保険と国民年金に切り替え、次の仕事を探すならハローワークを訪ねます。早めに動くことで保険が途切れず、あとで書類に悩まずにすみます。お住まいの地域の正確な手続きは、公的な労働・自治体のガイドで確認するのが確実です。
引き継ぎのために電話番号を整えておく
この移行の全体を静かに支えるのが、実は「電話」です。次の会社の人事や転職エージェントは、ほぼ必ず電話で連絡してきますし、入社日の調整や本人確認など、オンボーディングの多くの手順がSMSで確認されます。使える日本の電話番号があれば、不在着信や届かない認証コードで手続きが止まることなく、引き継ぎが前に進みます。
まだ準備中でも、日本の番号をつなぐのは思っているより早いですよ。在留カードがあれば本人確認(eKYC)をオンラインで済ませ、その日のうちにeSIMを有効化できます。多くは15分ほど。新しいチームから最初の連絡が来る前に、もう連絡がつく状態にしておけます。すべてが動いている時期だからこそ、このひと手間が余計なやり取りをぐっと減らしてくれます。


