海外赴任が決まったら:日本の電話番号を手放さずに持っていく

更新: 2026-09-19

まず結論:解約せず、生かしたまま置いていく

GetConnectedJapan のガイド、ミヤが自宅でノートパソコンのビデオ通話に手を振っている様子。
海外赴任は、日本での暮らしをゼロに戻すことではありません。番号は、連れていけます。

こんにちは、ミヤです。日本での暮らしの準備と、その後のつながりのお手伝いをしています。一年、三年と海外に赴任して、いずれ日本に戻ってくる。そんな方にとって、スマホの扱いは見た目よりずっと大きな決断です。日本の電話番号は、留守のあいだ取り置かれるものではありません。解約すればその番号は戻っていき、同じ番号をあとから取り直すことはできません。回線を生かしておくほうが、たいていはずっと小さな手間で済みます。

実際のかたちは単純です。日本の回線はいちばん小さなデータ帯で一本だけ生かしておく。現地の日常のデータは現地のSIMにまかせる。そして日本の番号は、ほかの何にも代われない仕事だけを静かに続けます——日本の銀行やアプリや役所に対して、あなたがあなたであることを証明するコードや電話を受け取ること。条件はひとつだけ。回線は、日本にいるあいだに用意しておく必要があります。

買い直せないのは、番号のほう

あなた自身ではなく「番号」に結びついているものを思い浮かべてみてください。銀行のワンタイムコードはそこに届きます。行政のポータルやマイナンバー関連のログイン認証も、そこを見ています。メッセージアプリのアカウント、カード会社、保険、配送サービス、管理会社、電気やガス——連絡先としてどこも番号を持っています。これらは、あなたの引っ越しに合わせて自動では動いてくれません。

番号を手放して二年後に新しい番号で戻ってくると、変わるのは数字だけではありません。ひとつずつ登録し直し、窓口に足を運び、いまは手元にない書類をそろえ直すことになります。回線を残しておくのは、その手間ぜんぶを「毎月決まった額」に置き換えるやり方です。休日はひとつも使いません。

海外にいても、日本の回線でできること

ここからは守りだけの話ではありません。Rakuten最強プランには海外指定100以上の国と地域での海外ローミングが含まれていて、毎月2GBまでの高速データが、プランのデータ利用量に加算されるかたちで使えます。追加の申し込みは要りません。2GBを超えたあとも速度を抑えたかたちで使い続けられますし、高速データを追加することもできます。

そして離れているあいだ、いちばん大事なところ。海外でのSMSの受信は無料です。二段階認証のコードが必要としているのは、まさにこれです。さらにRakuten Linkアプリを使えば、海外から日本の電話番号への通話が無料。銀行にも、役所にも、日本の家族にも、国際通話料を気にせずかけられます。無料通話の対象外になる番号があること、海外から0120のフリーダイヤルにはつながらないこと、データタイプのプランは国際通話の対象外であることは、公式のサービスページで最新の条件を確認してください。

出国前に、必ず済ませておくこと

ここが見落とされがちです。申し込み自体は海外からでもできますが、開通の手続きは日本国内で完了させる必要があり、SIMカードは海外へは送れません。Rakuten Linkも、最初の設定は日本にいるうちに。公式の注意事項には、渡航前に日本で楽天モバイルのネットワークに接続し、Linkの認証を済ませておくこと、海外のローミングエリアでは認証できない場合があることが書かれています。

だから順番は地味ですが、はっきりしています。出発の数週間前に回線を整える。空港の出発ロビーではありません。日本にいるうちにLinkで実際に一本かけてみて、自分宛にSMSを送ってみる。これから頼りにするものが本当に動くことを、窓口まで八時間の時差がある場所へ行く前に確かめておきましょう。

現地では、日常は現地SIM・身分の証明は日本の回線

向こうに着いたら、赴任中のいちばん心地よい形はたいてい「一台に二回線」です。日常のデータと地図と現地の通話は現地のSIMまたはeSIMに、日本の回線はもう一方の枠で生かしたまま、SMSのコードと日本への通話を担当させる。最近の端末ならほとんどが二回線を同時に持てますし、どちらでデータを使うかは設定で選ぶだけです。

この分け方は、ローミングの本来の役どころにも合っています。公式の注意事項には、長時間にわたって継続的に通信がある場合や、通常の利用と大きく異なる使われ方の場合には、利用を制限または停止することがあると書かれています。ですからローミングは、三年ぶんの通信をまるごと預ける先ではなく、橋渡しと安全網として持っておくのが気持ちよく使えます。日常のデータは現地、身分の証明は日本の回線。この分担は、これまでお手伝いしてきた方たちのあいだでよく機能しています。

留守のあいだの、こまごました手入れ

回線がつまずかないための小さな準備がいくつかあります。支払い方法が赴任の途中で期限切れにならないか確かめること。登録しているメールアドレスが、海外でもちゃんと読むものになっているか確かめること。回線を管理するアプリは、入れたままログイン状態にしておくこと。利用状況も請求も設定も、そこにあります。

転居で登録住所や在留の状況が変わる場合は、自己判断で済ませないこと。出発前に公式のサポートに確認して、まだ店舗に歩いていけるうちに片づけておきましょう。入管の側はまた別です。再入国許可や在留期間は、それぞれのルールと期限で動いていて、スマホの契約とはつながっていません。

帰ってきたとき、番号はまだあなたのもの

日本に戻る日——二週間の一時帰国でも、本帰国でも——回線はそのまま日本のネットワークに戻ります。申し込み直しも、新しい番号を配り直すことも、支払いができるようになるまでの一週間の再登録もありません。銀行はあなたを認識し、コードは届き、メッセージアプリのアカウントは置いてきたままそこにあります。

結局のところ、話はそれだけです。番号は日本での暮らしを縫い合わせている糸で、海外赴任はその糸を切ることではなく、ひと休みさせることなのだと思います。

出発の前に、回線を用意する

まだ日本の回線を持っていなくて、赴任の予定がもう決まっているなら、これを先に片づけてください。日本国内にいるあいだにしかできない手続きだからです。オンラインの申し込みに必要なのは在留カードなどの本人確認書類。eSIM対応のスマホなら当日中に開通することも多く、だいたい十五分ほどで使い始められます。

対象条件と手順は私たちの設定ガイドを見てください。申し込みの前には、プランと海外向けサービスの最新の条件を公式ページで確認してくださいね。日本にいるうちに回線を整えておけば、引っ越しの残りは引っ越しのことだけに集中できます。いつでもここにいます。