日本の食品表示の読み方:賞味期限と消費期限、アレルギー表示、原材料
更新: 2026-09-19
まず結論から

こんにちは、ミヤです。日本での新生活が落ち着くようにお手伝いしています。パッケージ裏の表示が読めるようになると、スーパーでの買い物は当てずっぽうではなくなります。日付の言葉は二種類あって、役割が違います。賞味期限はおいしさの目安、消費期限は傷みやすい食品に付く「いつまでに食べるか」の期限で、夕方に割引シールが貼られる理由もここにあります。アレルギーの表示は原材料表示の中の決まった場所にあり、原材料ごとのかっこの中か、いちばん最後のひとつのかっこにまとめられています。原材料は重い順に並び、添加物はスラッシュのあとです。残りはカメラの翻訳アプリが引き受けてくれます。
役割の違う、二つの日付の言葉
日本のパッケージにはどちらか一方の日付が付いていて、その違いは大事です。賞味期限は「おいしく食べられる期間」の目安で、日持ちするものに付きます。即席麺、缶詰、菓子、レトルト食品、ペットボトル飲料などです。消費期限は「いつまでに食べるか」の期限で、傷みやすい食品に付きます。お弁当、調理済みのサンドイッチ、刺身、生麺、生クリームのケーキなどです。どちらも、未開封で、表示どおりの方法で保存していることが前提になっています。いったん開けたら、どちらの日付も目安ではなくなります。そこからは、パッケージの「開封後はお早めに」という一文が基準です。
日付は年から書きます。2026.9.19、あるいは2026年9月19日という形で、表示枠の中ではなく袋の合わせ目やふたに刻印されていることもあります。日持ちの長い商品では、日を書かずに年と月だけのこともあり、これは賞味期限が十分に長い場合に認められています。どうしても見つからないときは、表示枠のどこかに場所が書かれています。「枠外上部に記載」なら枠の外の上部、「蓋に記載」ならふたです。表示のルールは折々に見直されるので、細かい点が大事な場面では、そのときどきの公式の食品表示の案内を確認してください。
夕方にお店が割引シールを貼るのも、この日付が理由です。期限が近づくにつれて値下げされ、言葉さえ知っていれば見分けるのは簡単です。割引や「〜引き」は値引き、半額は半分の値段、値引はそのまま値下げ、見切品は在庫処分の品という意味です。お弁当、惣菜コーナー、寿司のパック、パンなど、その日作られたものは閉店前の時間帯に値下げされることが多く、午後に一度、さらにあとでもう一度という店も少なくありません。裏技のようなものではなく、ごく普通の在庫の管理で、それに合わせて買い物の時間を決めている人もたくさんいます。
アレルギー表示はどこにあるか
アレルギーの情報は独立した枠ではなく、原材料表示の中にあり、書き方は二通りです。個別に書く形では、その原材料の直後にかっこで示されます。たとえば「醤油(大豆・小麦を含む)」です。まとめて書く形では、原材料表示のいちばん最後にひとつのかっことして集められ、「一部に小麦・卵・乳成分を含む」のように書かれます。まずは原材料表示の末尾に目を走らせる癖をつけてください。菓子や調理済み食品では、このまとめ書きがとても多いからです。そのかっこがあれば、それがその商品全体についての表示です。
いくつかの文字は、そのまま覚えてしまう価値があります。表示が義務づけられているものだからです。卵(たまご)は卵、乳(にゅう)は牛乳・乳製品、小麦(こむぎ)は小麦、そばはそば、落花生(らっかせい)はピーナッツで「ピーナッツ」と書かれることも多く、えびはえび類、かにはかに、くるみはくるみです。義務の対象はここ数年で広がっていて、くるみは比較的新しく加わったものです。しっかり避けたいものがあるなら、古い印刷物ではなく、そのときどきの公式の一覧を確認してください。これらの文字はスマホで撮っておき、売り場ですぐ開ける場所に置いておくと便利です。
義務の対象のほかに、表示が推奨されている(義務ではない)より長い一覧もあります。たとえば大豆、ごま、牛肉、豚肉、鶏肉、さば、さけ、いか、あわび、いくら、カシューナッツ、アーモンド、やまいも、もも、りんご、キウイフルーツ、オレンジ、バナナ、まつたけ、ゼラチンなどです。これらは任意なので、表示に載っていないことの意味は、義務の対象が載っていない場合ほど強くありません。また、原材料表示の外に「本製品は他のアレルギー物質を扱う設備で製造しています」といった一文が別に書かれていることもあります。
原材料は重い順に並んでいる
「原材料名」の見出しの下では、原材料が重い順に、多いものから並んでいます。この一つのルールだけで、ひと目で分かることがかなりあります。砂糖や油が前のほうにあれば、その商品は主にそれでできているということです。添加物は原材料と分けて書かれ、多くはスラッシュで区切られ、行を改めたり「添加物」という見出しの下に置かれたりもします。つまりスラッシュより後ろはすべて添加物です。よく出てくる用途名には、甘味料、着色料、保存料、酸化防止剤、増粘剤、膨張剤、調味料(アミノ酸等)などがあります。ひとつ紛らわしいのが乳化剤で、乳という字が入っていますが、それ自体が乳のアレルギー表示というわけではありません。
表示枠の上のほうにも目を向けてみてください。「名称」はその食品の正式な名前で、パッケージの表側が打ち出している言葉とは限りません。果物の絵に覆われた飲み物が「清涼飲料水」で、果汁の割合は控えめということもあります。商品名が「風」や「味」で終わるものは、それ自体で作られているのではなく、そう感じられるように味つけされたものです。果汁100%のように、決まりのあるところには割合が書かれます。名称と最初の二つか三つの原材料を読むのは五秒ほどの作業ですが、自分がいま手にしているものが何かが分かります。たいていはそれで十分です。
アルコール、豚由来、そしてゼラチン
アルコールを避けたい方が知っておきたい言葉は、分かりやすいものだけではありません。酒精は日持ちをよくするために使われるエタノールで、パン、餅、たれ、市販の惣菜などに出てきます。みりんや料理酒は日本の味つけに広く使われる調味用のお酒です。みりん風調味料はみりんに似せて作られた別の商品で、含まれるアルコールの量はメーカーによって違うので、思い込まずにその表示を読んでください。発酵調味料は一般にアルコールを含む発酵させた調味料で、洋酒、ワイン、日本酒、酒粕は菓子や漬け込みだれに登場します。原材料として少量使われている場合、原材料表示以外のどこにも書かれていないことがよくあります。
豚肉やそのほかの動物由来の原材料では、豚肉、ラード、ポークエキスや豚エキス、ゼラチン、動物性油脂、そして由来が書かれていないブイヨンに注意してください。鶏は鶏肉やチキンエキス、牛は牛肉やビーフエキスとして出てきます。日本のだしはそれ自体が覚える価値のある分野です。かつおだしやかつお節はかつお、煮干しは干したいわしで、これらは表側だけを見ると野菜だけに見えるスープ、たれ、ドレッシングの中に入っています。植物性の食品は以前よりずっと見つけやすくなりましたが、思いがけないものが潜んでいるのは、たいていこの味つけの土台の部分です。
本当に判断が難しいのがゼラチンです。表示には「ゼラチン」とだけあって、何に由来するかまでは書かれていないことが多く、一部の乳化剤や酵素も同じです。そこが大事な場合、パッケージには「お客様相談室」や「お問い合わせ先」として電話番号が載っていて、メーカーは原材料の由来についての問い合わせに答えてくれます。ハラールやベジタリアンの認証マークもありますが、これは任意で、商品によって付き方もまちまちです。マークは手がかりとして受け取り、それで全部が分かるとは考えないでください。確かな答えが必要なときは、表示から推測せず、メーカーに尋ねるのが確実です。
原産地の表示、保存方法、そして残りの項目
原産地は二つの欄に分かれて出てきます。輸入された加工食品では、原産国名がその商品が作られた国を示します。日本で作られた加工食品では、原料原産地名が主な原材料の産地を示し、これは製造された場所とは違うことがあります。生鮮食品は産地がそのまま書かれ、国産、野菜なら都道府県名、あるいはアメリカ産や中国産のような国名が入ります。魚にはもう二つ覚えたい言葉があります。養殖は育てられたもの、天然は自然のもの、そして解凍は凍っていたものを売り場で解凍したという意味です。だから一度も凍らせていない魚の隣の冷蔵棚に並んでいます。
保存方法は保存の指示で、日付が成り立つ前提になっている条件です。要冷蔵は冷蔵庫で、要冷凍は冷凍庫で、常温や「直射日光を避けて保存」は直射日光の当たらない室温で、という意味です。推測させるのではなく、メーカーが想定する温度の範囲がラベルに書かれています。「開封後は冷蔵庫で保存し、お早めにお召し上がりください」は、開けたら冷蔵して早めに食べきってくださいという意味で、印刷された日付が当てはまらなくなったあとを引き受ける一文です。夏に冷蔵品や冷凍品を持ち帰るためにあるのが、サッカー台の無料の氷と保冷用の袋です。
残りの項目はすぐ読めます。内容量は正味の量で、グラム、ミリリットル、あるいは個数で書かれます。製造者は製造したところ、販売者は販売しているところ、輸入者は輸入したところで、それぞれ住所が添えられます。栄養成分表示は栄養の欄で、ほとんどの包装食品に印刷されています。熱量はキロカロリーで表したエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物と続き、食塩相当量はナトリウムではなく食塩に換算した量です。数値は100gあたり、100mlあたり、一包装あたり、一個あたりのいずれかで、その単位はすぐ上に書かれています。二つの商品を比べる前に、どれを読んでいるのか確かめてください。
売り場でラベルを読み取る
実際には、これを全部覚えることはありませんし、その必要もありません。表示枠にカメラの翻訳アプリを向ければ、その場でほとんどを読み取ってくれます。スマホを近づけて固定し、袋を丸まったままにせず平らに伸ばすと、読み取りの精度がはっきり変わります。バーコードを読むアプリなら、原材料が文字として並んだ商品ページを呼び出せることがあり、小さな文字の写真よりずっときれいに翻訳できます。縦書きの文字、透明フィルムに白い文字、しわの寄ったプラスチックは文字認識が苦手とするところなので、意味の通らない行が返ってきたら、パッケージを伸ばしてもう一度試してみてください。
機械翻訳はラベルのありふれた部分がとても得意で、いちばん気にしたい部分ほど当てになりにくいものです。だからこそ、アレルギー表示の文字は覚えるのにかかる十分ほどの時間に見合います。短くて、自分の目ですぐ確かめられるからです。そしてこれらはすべて、売り場でスマホを手に立ったまま行うことです。カメラの翻訳、バーコードの読み取り、知らない原材料名のちょっとした検索。どれもモバイルデータで動きますし、お店のフリーWi-Fiを前提に計画は立てられません。回線の用意は思っているより簡単です。在留カードを使ってオンラインで申し込み、eSIM対応のスマホなら当日中につながることも多く、だいたい十五分ほどで使い始められます。
対象条件と手順は私たちの設定ガイドをご覧いただき、申し込む前にページで最新の条件を確認してください。あとは、買い物のたびに少しずつ身につく習慣になります。まず日付がどちらの言葉かを見て、原材料表示の末尾のアレルギーのかっこに目をやり、名称と最初の二つの原材料を読む。残りはカメラに任せる。一、二か月もすれば、表示の役に立つ半分くらいは考えずに読めるようになり、通りすがりに夕方の割引シールにも気づけるようになります。ラベルで迷ったら、いつでも声をかけてくださいね。


