はじめての富士登山:シーズン、登山ルート、ルールと準備

更新: 2026-09-16

まず結論から

日差しが差し込む森の山道をハイキングする、GetConnectedJapanのガイド、ミヤ。
山歩きの日はいつも準備から。はじめての富士登山なら、その準備をいつもより少し丁寧にしましょう。

こんにちは、ミヤです。日本での新生活が落ち着くようにお手伝いしています。このガイドは、はじめて富士山に登ろうと計画している方向けです。気軽な日帰りハイキングではなく、標高3,776メートル、日本で最も高い山の頂上を目指す、本格的な高い山への挑戦です。計画の手がかりとしての案内で、登山に関するルールは年によって変わるので、細かい内容は最終的な答えではなく、出発点として受け取ってください。

要点をまとめると、登山道と山小屋が開いている夏の登山シーズンに登ること。ルートは慎重に選ぶこと。はじめての方の多くは吉田ルートを選びます。出発前に、県が運営する富士登山のウェブサイトで、その年の入山ルール、事前登録、料金を確認すること。急いで登らず途中で休めるよう山小屋を予約し、真夏でも山頂の本格的な寒さに備えた装備を用意することです。

登れる時期:夏の登山シーズン

富士山には夏の登山シーズンが決められていて、一般に7月上旬〜中旬ごろから9月上旬ごろまでです。正確な開山日と閉山日はルートによって異なり、年によって変わることもあるので、ほかの予約をする前に、登りたいルートの日程を確認しておくと安心です。

シーズン外は、登山道が一般の登山者向けに整備されておらず、山小屋や救護所も閉まっていて、状況が急に厳しくなることがあります。十分な経験と装備を持つ登山者以外には、この時期の登山は強くすすめられていません。はじめての登山なら、シーズン中に計画するのが賢明です。シーズン中でも週末やお盆の時期は特に混みやすいので、予定が合えば平日のほうが落ち着いて登れます。

4つの主な登山ルートと、はじめてに向くルート

富士山には主な登山ルートが4つあり、それぞれ山の中腹にある五合目から登り始めます。吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートです。吉田ルートは山梨県側から、ほかの3つは静岡県側から始まります。確認すべきルールは、そのルートがどちらの県にあるかで変わるので、ここは大事なポイントです。

はじめての方にいちばん人気なのは吉田ルートです。途中に山小屋が多く、比較的アクセスしやすいので計画を立てやすい一方、混雑もしやすいルートです。富士宮ルートは一般に山頂までの距離が最も短いものの傾斜はきつめ、須走ルートは下のほうで森の中を通り、御殿場ルートは最も長く山小屋も少ないため、通常は経験のある登山者向きです。どのルートでも、五合目までの行き方を確認してください。シーズン中はアクセス道路でマイカー規制が行われることが多く、バスを使う登山者もたくさんいます。

入山のルール・事前登録・料金:毎年確認を

近年、山梨県と静岡県はいずれも、シーズン中の登山者向けのルールを導入しています。ルートによって、入山料、オンラインでの事前登録、五合目から登り始められる時間の制限などが含まれることがあります。内容はシーズンごとに見直されてきたので、去年友人がしたことが、今年のあなたにそのまま当てはまるとは限りません。

記憶や古い投稿に頼らず、出発前に、県が運営する富士登山のウェブサイトでその年の情報を確認してください。吉田ルートなら山梨県、須走・御殿場・富士宮ルートなら静岡県のサイトです。登録や支払いが必要なもの、その方法、時間に関するルールを確認し、当日は確認画面などをすぐ見せられるようにしておきましょう。

山小屋と、急ぎすぎる登山がすすめられない理由

登山道沿いの山小屋は、食事や休憩ができる簡素な場所です。多くの登山者は途中の山小屋に一泊し、朝早くに再び出発して、日の出のころに山頂を目指します。山小屋は設備がシンプルで相部屋が基本、特に混む日は事前予約が必要なのが普通です。予約するときは、それぞれの山小屋の予約やキャンセルのルールも確認してください。

すすめられていないのが、いわゆる「弾丸登山」です。日の出を見るために、睡眠や休憩をとらず夜通し一気に登るやり方で、疲れた状態で暗い中、寒さの中を登り続けると、事故や高山病の危険がぐっと高まります。五合目でしばらく過ごして高さに体を慣らし、ゆっくりしたペースで登って山小屋でしっかり休むほうが、体にやさしく、登山そのものもずっと楽しめます。

高山病、山頂の寒さと天気

高山病は、体力に関係なく誰にでも起こりえます。頭痛、吐き気、めまい、いつもと違うだるさなどが、よくある初期のサインです。ゆっくり登り、こまめに水を飲み、休憩を十分にとりましょう。症状が出たら立ち止まって休み、よくならない、または悪化する場合は下山してください。高度を下げるのが通常いちばん効果的な対処で、引き返すのはいつでも正しい判断です。

山頂は、ふもととは比べものにならないほど寒くなります。下が暑い日でも、山頂付近は特に夜明け前に氷点近くまで気温が下がることがあり、強い風で体感はさらに寒くなります。天気も急に変わりやすく、雨や霧、雷雨になることもあります。出発前と当日にも天気予報を確認し、状況が悪そうなら予定を変える心づもりをしておきましょう。

はじめての富士登山の持ち物

まず大切なのは足元です。登山道には崩れやすい火山れきや岩場があるので、足首を支えるしっかりした登山靴を選びましょう。さらに、上下セパレートのきちんとしたレインウェア、フリースや薄手のダウンジャケットなどの防寒着、帽子、手袋、暗い時間に歩くなら予備電池つきのヘッドランプも用意します。

十分な水と食べやすい行動食、高地の強い日差しに備える日焼け対策、常備薬を入れた小さな救急セットも持っていきましょう。山小屋や登山道沿いのトイレでは現金が必要なことが多いので、ある程度の現金があると便利です。ごみは基本的に持ち帰るので、ごみ袋も忘れずに。ザックにはレインカバーをつけて、中身がぬれないようにしておくと安心です。

出発前に:充電したスマホと日本の電話番号

富士登山の計画は、今ではスマホで進めることが多くなっています。登山ルートの登録、天気予報の確認、バスや山小屋の予約、グループとの連絡など、どれもスマホが前提になりがちで、日本の電話番号を求められる予約もあります。ですから、データつきの日本の電話番号を旅行よりずっと前に用意しておくと、準備がぐっとスムーズになります。用意はとても簡単で、在留カードでオンライン申し込み、簡単なeKYCで本人確認、eSIM対応の端末なら同じ日に、多くは15分ほどでつながります。

当日は、スマホをしっかり充電し、モバイルバッテリーも一緒に持っていきましょう。寒さで電池は思ったより早く減ることがあります。対象条件や手順は私たちの設定ガイドをご覧いただき、申し込む前にページで今の条件を確認してくださいね。しっかり計画して、ゆっくり登って、山頂からの景色を楽しんでください。私がそばでお手伝いします。